001

スワップ金利を考える

スワップ金利とはベース通貨と対象通貨の金利の差により生じる金利のことです。FX取引を行う場合円建てで米ドルを買うとすると、概念上、円建てでお金を借りて、ドルに両替えして貯金するということを行っていることになります。近年は円は超低金利なので貸付金利は安く、相対的に高金利の米ドル建て預金の方には高い利息が生じます。FX取引が徐々に盛んになって今日に至るまで、日本で取り引きする場合、常にプラスのスワップ金利が発生しうる状況にあったことはFX取引の普及に一役買っているといえるでしょう。スワップ金利を狙って長期間外貨を持ち続けるという戦法も有効です。もちろん、為替変動に対するリスクヘッジと捉えて利用する方法も有効です。